第12回交流会

10月24日、当基金の第12回交流会を行いました。

これまで交流会は春と夏に開催しており、第12回交流会も本来ならば昨年度の3月に開催する予定でした。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止し、その後のキャンプや夏の交流会も中止せざるを得ず、今回やっとの思いで開催する運びとなりました。

今回のゲストは我らがきずな基金1期生の須田晃治郎さんです。須田さんは、京都工芸繊維大学を卒業し、今は難関の沖縄科学技術大学院大学の学生で細胞生物学を専攻しており、何が細胞を老化させるのかなど面白いテーマで研究をしています。

今回「考えて、考えて、考えて今を全力で生きる」と題し、自らの体験と将来への夢を語っていただきました。

支援している子どもたちと年が近く同じきずな基金の仲間である須田さんの、惹き込まれるような等身大のお話は、参加していた子どもたちや保護者の胸にも響いていたように感じます。

須田さんのお話のあとは卒業生のお祝いをしました。

昨年度の春に中学を卒業した7名の高校1年生、高校を卒業した11名の子どもたちはそれぞれの道に進んでいます。ひとりひとり進学先の発表と抱負を語ってくれ、参加者みんなでお祝いの拍手を贈りました。

例年とは異なることも多々ありましたが、リストランテ翔21のスタッフの皆さま、そしてサポーターとして集まってくれた卒業生たちの協力のもと無事に交流会を開催することができ、子どもたちがまた絆を深めあえる場ができたことを嬉しく思います。

大変な時代ですが、子どもたちが夢を諦めてしまうようなことにならないよう、きずな基金はこれからも学習やスポーツ・文化等への意欲が旺盛で更なる向上心のある子どもたちに、経済的支援をしながら、みんなで一緒にその成長を見守っていきます。