第8回交流会

3月26日、当基金の第8回交流会を行いました。

今回は、関係者を含め総勢130名を越える参加をいただきました。

ゲストは、孫崎法子(まごさきのりこ)さんです。

DSCN2036

孫崎さんは、金沢大学医学部附属ガン研究所助手を経て、結婚後は外交官である夫と共に、ロンドン、モスクワ、ボストン、バグダード、オタワ、タシケント、テヘランに住んでいらっしゃいました。その豊かな経験を活かして、エッセイや論文を書いていらっしゃいます。

孫崎さんの著書の「『かぐや姫』誕生の謎」をもとに、竹取物語に秘められた暗号「かぐや姫コード」と題して、竹取物語とペルシアの結びつきや、竹取物語は誰が書いたものなのかなど、興味深いお話をしてくださいました。

現存最古で、作者不詳の竹取物語は、誰でも知っているお話ですが、その奥にあるものに興味を持てば持つほど、秘められたいくつもの暗号に引き寄せられていきます。

今、子どもたちのまわりには、簡単に情報を知ることができるデジタルツールがいろいろと存在しますが、自分が興味を持ったことを深く知るために、本を探して読んだり、その場所に行き人から話を聞いたりなど、アナログな体感もたくさんしてほしいと思います。

孫崎さんのお話のあとは、場所をレストランに移動し、卒業生のお祝いを行いました。今春、20名の高校生が卒業し、それぞれの道に向かいました。

また、交流会の最後には、京都大学iPS細胞研究所所長の山中教授から頂きましたビデオメッセージを流し、新学期に向け気持ちを新たにしました。

おかげさまで、当基金はたくさんの方々に支えられ、子どもたちに支援活動を行っています。

梅ヶ枝中央きずな基金は、学習やスポーツ・文化等への意欲が旺盛で更なる向上心のある子どもたちに、経済的支援をしながらその成長を見守っていることに特徴があり、年に2回開催するこの交流会は、お互いにきずなを深めるための重要な時間となっており、今後もいろいろな企画を考えております。