第5回交流会

7月28日、当基金の第5回交流会を行いました。

 

今回のゲストは、ソプラノ歌手の下垣真希さんです。

 

DSCN0799愛知県立芸術大学を卒業後、ロータリー国際財団の奨学生としてケルン国立音楽大学に留学し、ドイツ国家声楽教授資格を取得されました。コンサート活動のかたわら、冷戦時代からベルリンの壁崩壊までの歴史的激動期に、ドイツ国際ラジオ局でDJとして活躍されていました。

叔父を長崎の原爆で亡くされていることや、分断されたドイツで暮らした体験から、命と平和の尊さを伝えるコンサート活動を続けていらっしゃいます。

その歌声は優しく、ときに厳しく、その語りは、たっぷりの愛情にあふれていました。

 

下垣さんは、認定NPO法人きらめき未来塾の塾長もされています。

きらめき未来塾では、次代の日本のリーダーを育むことを目的とした全国の高校生を対象とする研修を開催しています。当基金からも、きらめき未来塾への参加者(昨年は1名、今年は3名)を推薦しています。

 

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公の場で自己表現をすること、他人の言葉に耳を傾けること。そのなかで気づき、自分は将来どんな人間になりたいのかを考え、日頃から目的意識を持ってほしいと願っています。

 

下垣さんの、愛情深い歌や言葉のなかにも気づきがあったと思います。

交流会では、子どもたちに、みんなの前でひとこと挨拶をしてもらいます。最初はだれもが恥ずかしがっていたのですが、回を重ねるごとに、自分からすすんで発言できるようになってきました。

私たちきずな基金関係者は、彼らの言葉のひとつひとつに感謝しています。

そのすべてが私たちの原動力となっているからです。